上か下か

普通が何って言われたら
その定義はかなり幅広くなるけど

異常だと言っても
その定義は幅広い

だからといって私が普通か異常か
自分でもわかんない

私は、人が自分と一緒にいて楽しそうにしているとすごく嬉しい

でも彼は私が楽しそうだと一気に冷める

私が具合悪かったり弱るとキラキラした目で支えようとしてきた

私に気に入らないことがあって私を責めてるときはこの世で一番幸せなのかと思うほど
ギラギラした目をしていた


上か下か


楽しそうな私は上
疎外感を覚える彼は下

健康な自分は上
具合悪い私は下

失敗を咎めている自分は上
失敗して謝る私は下

常に自分が優位な立場にいないと気が済まないし不安になる

奴は、私の気持ちの離れを感じていて
いつも不安で仕方なかった

だからいつも立場が下の自分でいることに
不快感がはんぱじゃなかったのだろう

私は上か下かなんて考えてない
どーでもいい

上か下かより平等に公平に一緒に共感できたらそれがベストなのに

愛されてる安心感

追いかけられてる安心感

自分にだけ安全が保証されている関係を望んでいた

私にわざと嫉妬させるようなことを言ってみたり私の反応を欲しがってたけど

私は嫉妬しない

彼が好きじゃないとかじゃなく

もう大人だしめんどくさい感情はとうの昔に置いてきちゃって

自分自身のなかで消化できるようになってた

彼はそれが気に入らなくて、私が泣きわめいたり縋ってくるのを望んでいた

私、そんなキャラじゃない…

それにどんだけDV的な、修羅場みたいな場面を望んでんだこいつは、と逆に冷める


なぜ泣き喚かない?
なぜ縋ってこない?

ってよく言われた

そんなことしないと人の愛情を確認できないなんて